外壁塗装におけるコーキングの役割について解説します!
外壁塗装の見積もりを取ると、「コーキングの打ち替え、増し打ち」といった項目を見つけられます。
外壁塗装が初めての方の中には、「コーキングとは何だろう」と戸惑う方もいらっしゃるでしょう。
そんなコーキングですが、実は外壁塗装において欠かせない役割を果たしています。
今回は外壁塗装におけるコーキングの役割や、コーキングの注意点についてご紹介します。
外壁塗装におけるコーキングの役割とは?
コーキング材とはシリコンやポリウレタンを主成分とする樹脂製品のことを指します。
コーキング材は水や空気を遮断するため、密閉空間を作ることができるという特徴があります。
それでは、このコーキング材が外壁塗装においてどのような役割を担っているのかについて見ていきましょう。
ヒビ割れ防止
先ほどもお伝えしたように、コーキング材は樹脂で成り立っているため、伸縮性があり、柔軟に形が変化します。
そのため、サイディングボードやALCパネルといった外壁材の継ぎ目に充填することで、緩衝材として衝撃を吸収してくれるのです。
また、温度による膨張伸縮や地震の揺れによる衝撃も和らげてくれます。
防水効果
水分によって、建物は劣化してしまいます。
コーキング材は水分が建物の隙間に入り込まないように、保護し、耐久性を高めています。
外壁の補修
サイディングやモルタルなどに大きなヒビ割れがある場合は、その補修にコーキング材が使用されることが多くあります。
万が一、コーキングが破損しても、雨水が直接侵入することはありません。
しかし、その状態を長期間放置しておくと、雨水が内部に浸透し、構造体にダメージを及ぼす恐れがあります。
そのため、コーキングが劣化する前に、補修するようにしましょう。
コーキングの注意点を解説!
コーキングの注意点としてブリード現象が挙げられます。
ブリード現象とは、可塑剤(かそざい)が溶けて表面に滲み出てくる現象のことを言います。
なお、可塑剤とは材質を柔らかくする成分のことを指します。
着色剤が影響している場合は、汚れやすく、コーキング材が黒ずみやすくなってしまいます。
対策として、ノンブリードタイプと呼ばれるコーキング材を使ってコーキングすることが挙げられます。
まとめ
今回は外壁塗装におけるコーキングの役割や、コーキングの注意点についてご紹介しました。
あまり詳しく知られていないコーキング材ですが、お伝えしたように、外壁塗装において非常に重要な役割を担っています。
外壁塗装に関して疑問点がある場合は、お気軽に当社にご相談ください。